Biblioteca *ビブリオテーカ*

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無条件の愛

無条件の愛―キリスト意識を鏡として無条件の愛―キリスト意識を鏡として
(2002/02)
ポール フェリーニ

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これまでに何度か紹介している本ですが
あらためてまたここに、この本について書いておこうと思います。
もう何年も前に、本屋で「目があって」しまった本です。

"キリスト意識を鏡として"というサブタイトルや
キリストの顔のドあっぷの表紙で
キリスト教の本、あるいはなんだか怪しげなマニアック本に見えますが、そうではありません。
エリザベス・キューブラー・ロス博士が帯に
「これは私が今までに読んだなかでもっとも大切な本です。
 私はこの本を聖書のように精読し、学んでいます。」
という言葉を残していますが
私も何年かの間に必要なところを何度も読み返しては
言葉の奥にある智慧の美しさを味わいつつ
繰り返し学んでいます。

はじめて読んだ時は、なかなか頭に入ってこなかったのですが
年月がたつにつれて、心に到達することが多くなりました。
すこしは成長してるってことかな?

著者のポール・フェリーニは「まえがき」で書いています。
「イエスはわれわれに、キリスト教に改宗しなさいとは言わない。キリスト教というようなものはないからである。」
この言葉を読んだときは、本当にうれしかったのでした。
若いころから、そして西洋史を専攻したものとしても
キリスト教がたどってきた分離の歴史はどこかおかしい、、と感じていたからです。
愛を説いているのに、なぜ分離するのか?

この本は読む者に、
自分自身のありのままを受け入れなさい、といいます。
物事を良いとか悪いとか判断しているのは自分だよ、とか
前向きになれない自分も肯定しなさい、と語りかけます。
そして、犯罪者の中にも愛とゆるしに飢えた少年の顔を見なさい、ともいいます。
(それは最近とくにニュースを見ていて感じることですが、犯罪を許せという意味ではありません)

人間はつくづく、環境や自分の思い込みで
愛にあふれた幸せな道から、あっというまに逸れてしまうのだと感じます。
自分の中心に戻ろうと、もがきながらも意欲を持てる人はいいですが、溝にはまったまま、どんどん逸れていってしまう人たちや社会に対して、自分が何かできることはないのか。

結局のところ、できることといえば、自分の責任において自分の核としっかり繋がっている努力をし、たまにコケながらも、そういう自分をまわりに見せていくことなのかな、と思います。

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